ベランダ・屋外庭園での蘭作りの注意点

ベランダや屋上で東洋蘭を作る時、
最も注意すべき点は、次のようです。

陽光が強すぎること、

ちょっと、薄暗いかな、と思うくらいまで遮光します。
よしず、すだれ、ダイオネット、などを使用。

乱反射した陽光が、葉裏に当たること、

地面側に人工芝を敷き下側からの反射光を防ぎます。

風が強すぎること

蘭科の植物は、東南アジア、南米の熱帯・亜熱帯地方が原産地なので空気中湿度を欲しがります。ベランダの上に、人工芝を敷くのですが、それだけでは湿度の保持が不足気味なので、人工芝の下に安物のニードルパンチというカーペットを敷きます。そして、このカーペットが乾かないように打ち水を毎日してジトジトと湿らせておきます。

蘭作りは、1に環境、2に水やり、3に土

この環境作りに全力を注いで下さい。
蘭が気持ちよく、住み心地良い環境を作る・・・ことを最大の目標にされますと、後は蘭が勝手に育ってくれます。

熱帯地方、亜熱帯地方、のような、「薄暗くて、ジメジメしていて、適度に風が通る」・・・ジャングル・・・を思い浮かべて環境作りをして下さい。

これが、地面の上での蘭作りと、ベランダ園芸との一番の違いで、ここを解決するようにしてください。

※肥料がベランダの場合乾燥が強いので
通常の半分以下の濃度を保ってください。

大阪東洋蘭会会長・全日本春蘭連合会 会長代行
竹ノ内 功忠
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